遺恨の炎は燃える一方だ。東京・後楽園ホール60周年記念のプロレス興行「還暦祭」(15、16日)の初日に行われた「女子プロレス ドリームフェスティバル」で、スターダムの白川未奈、ウナギ・サヤカ組は、門倉凛(マーベラス)、梅咲遥(ディアナ)の越境コンビと時間切れで引き分けた。

 白川、ウナギ組は29日のディアナ・後楽園大会で、梅咲が高瀬みゆきとともに持つWWWDタッグ王座に挑戦する。それだけに攻防は過熱し、門倉も加え4人は激しくやり合った。

 その戦いはわずか15分で決着がつくはずもなく、時間切れ引き分け。しかし、ゴングが鳴っても場外でウナギと門倉が、リング上では白川と梅咲が取っ組み合ってセコンドが割って入るほどだった。

 遺恨を残す形になったタッグ戦を終え、白川は「今日はまあ、後楽園のお誕生日なので。あの王者(梅咲)から3カウントを取るのは残しておいてあげたから」とふてぶてしく話す。ウナギも「マジでマーベラスに乗り込んでやるからな。長与千種、待ってろよ!」と叫んだ。

 全方位に遺恨を生むコズミック・エンジェルズの刺激的な2人が、今後も〝毒〟をまき散らしそうだ。