東京女子プロレスの伊藤麻希(25)が、アイドルグループ・SKE48の荒井優希(22)に〝オーディション〟を実施する。

 4日に東京・後楽園ホールで無観客開催される荒井のデビュー戦で伊藤は、タッグマッチ(伊藤、遠藤有栖組VS荒井、渡辺未詩組)で対戦する。

 これまで伊藤が「わくわくしない」とこき下ろせば、得意のカカト落としに磨きをかける荒井もも「あれだけ言われたら(標的は)伊藤さん」と予告するなど、両雄は試合前からヒートアップしている。

「(カカト落としを)受け切った上で勝つ」と豪語する伊藤は、自身も福岡を拠点とするアイドルグループ「LinQ」出身の元アイドルレスラーだ。しかし、報道などで完全に荒井が主役の扱いとなっている現状を「悔しいですよ」とし「でもそれがバネになっている。逆にモチベーションをくれてありがとうという感じ。荒井優希のファンを震撼させるような戦いをしたい」と意気込んだ。

 対戦が決まってからは「アイドルファンに叩かれると思っていたけど、『試合が楽しみ』という声も多くて。でも、そんなもの(ファンが楽しみにする試合)を一発目に持ってきたのはよかったのか、悪かったのか」と感じている。

 今後はシングル戦の可能性も出てくるが、伊藤は「4日次第。しょっぱかったら二度としたくない。だからシングル戦実現に向けたオーディション」ときっぱり。厳しい目で荒井の力を見極めるつもりだ。