東京ドーム2連戦 ジェイの〝魂の叫び〟に感涙

2021年01月11日 10時00分

5日ドーム大会後のジェイ選手の言葉に心を打たれました

【プロレスキャスター・元井美貴の本日、プロレス日和】プロレスの神様が降臨しました! 4日と5日に開催された新日本プロレス東京ドーム大会で、両日ともにメインイベントの激闘を制した飯伏幸太選手がIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル2冠王者に輝きました。これまで「本物の神になる」と宣言していた飯伏選手が「本物の神に…なったー!」と試合後に叫び、ダブルチャンピオンだけが上がれる階段を上っていく姿はまぶしいほどに神々しかったです。

 そして飯伏選手が神になる一方、ダブルタイトル戦に敗れたジェイ・ホワイト選手がバックステージで人間味あふれるコメントを吐露。狡猾で自信にあふれたスイッチブレードとしての姿ではなく、本名のジェイミーとして心の内を叫んだ10分間の映像に心を揺さぶられ泣いてしまいました。

 故郷のニュージーランドを離れ、2015年に新日本プロレスに入門してからは3年半もの間、ご両親にも会えず、多くのものを犠牲にしてプロレスにささげてきたジェイ選手。「全てを出し尽くした」「俺の新時代なんて存在しなかった」「もうこんなことできない」「1月6日の試合には出るが、それで終わりだ」と発言したのです。

 キャリア7年、28歳という若さでトップに立ち続け、それを当然のように振る舞ってきたジェイ選手のすごみを改めて痛感しました。試合運びも言動も完璧なまでに憎らしいジェイ選手の存在があったからこそ、見る側は対戦相手に感情移入できたのだと思います。

 また2冠王者になった飯伏選手の前にはプロレス界の希望であるSANADA選手が現れ、紳士的に挑戦表明。2夜連続の東京ドーム大会は、絶対的な位置に君臨していた内藤哲也選手の王座陥落に始まり、新たな時代の到来を感じさせる怒とうの展開となりました。プロレスが見られることの貴重さをかみ締めながら、今後の動向を見届けたいと思います。

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