ブシロード・木谷会長が激白 日本のプロレスを世界一に!!

2020年06月24日 16時35分

15日に新日本の無観客試合会場を訪れた木谷氏

 新日本プロレスと女子プロレス「スターダム」の親会社「60)が本紙のインタビューに応じ、新型コロナウイルス禍に揺れるプロレス界の展望を語った。19日付で代表取締役会長に就任し、グループの陣頭指揮を執ることを宣言。長期自粛から活動を再開した新日本とスターダムのさらなる飛躍に自信をのぞかせた。

 ――会長就任の意図は

 木谷会長(以下木谷)今まで現場にくっついてコンテンツを盛り上げるということをやってきたんですけど、今回のコロナの件は大きなピンチであり大きなチャンス。もうしばらくしたらチャンスの面も出てくると思うので、グループ各社を大きく伸ばせるように頑張りたい。そのことが結果、新しいこと、面白いことができて、エンタメを伝えることができるんじゃないかなと。

 ――変化することは

 木谷 グループとしては今まで以上に陣頭指揮を執ります。現場寄り、コンテンツ寄りだったけど、新しいことをやりやすいので。プロレスに関しては大きく変わることはないと思います。

 ――新日本は15日から無観客試合を開始した

 木谷 コロナがなければやるはずもないこと。これはこれで一つの新しいエンタメをお届けすることができたんじゃないか。抗体検査も含めグループの先陣を切ってくれたので、果たした役割は大きかったと思います。

 ――コロナ禍によってプロレス界も過渡期に

 木谷 やはりコミッショナーは必要だなと思いました。今まで必要ないと思ってましたけど、業界全体の意見をまとめて、自分たちはこんなふうに活動していきたいから側面支援してくれと。守ってくれ、助けてくれではなく、攻めるためのサポートをしてほしいと業界全体で言えたほうがいい。水面下で動いていますよ。

 ――新日本は7月11、12日に大阪城ホール大会を開催する

 木谷 十分に盛り上がる勝算はあると思います。成功を重ねていけば、本当は夏の野外のプロレスイベントとかやりたいところですよね。

 ――その後の展望は

 木谷 言われているように第2波が秋冬で来るのであれば、1月4日(東京ドーム)が厳しくなった時、無観客も想定しておかないといけないですね。それと今回の無観客でテレビ朝日さんとの絆も深まったと思いますし、プロレスも再評価されたと思ってます。2~3年後に特番でもいいからゴールデンタイムを目指したいなという気持ちはあります。

 ――課題となるのは

 木谷 日本人選手の次の世代が出てくる、育てるのが一番だと思う。そこさえ出てくれば、3~4年後に新日本の本当の意味での黄金時代ができるんじゃないですかね。

 ――スターダムも21日の新木場大会から再開した。5月23日には木村花さん(享年22)の悲報があったが

 木谷 本当に残念。彼女の遺志を継いでスターダムは盛り上げないといけない。もっともっとメジャーにすることが彼女への恩返しであり供養になると思います。あとはSNSの誹謗中傷がなくなるのは難しいのかもしれないですけど、もう少しセーブされる方向に行ってほしい。ルールも整備される方向に行くんじゃないですかね。さすがに今回は国も動くと思いますよ。

 ――グループの声優事務所「響」でもSNSの迷惑行為に対応している

 木谷 断固やるべきだと思いますけどね。ただ開示請求しても、開示してくれるかは、国が法制化してくれないと難しい部分もあるんです。

 ――改めて今後の抱負

 木谷(キックボクシングイベント)「KNOCK OUT」を事業譲渡したのもありますけど、やはり日本のプロレス界を名実ともに世界一にしたい。男子も女子も。全ての面でピンチをチャンスに変えていきたいと思います。