新日本プロレス27日の神戸ワールド記念ホール大会で、IWGPヘビー級王者の辻陽太(33)が後藤洋央紀(47)の挑戦を退け初防衛に成功した。

 今夏のG1クライマックスで敗戦を喫したベテランとのリマッチは、互いの〝覚悟〟をぶつけ合う大熱戦となった。後藤の強烈なミドルキックを浴びながらも、辻はジーンブラスターを2連発。これをカウント2で返されると、ゲレーロスペシャルからのファイヤーブラスターにカウンターの村正を浴びて窮地に陥った。

 ハリウッド映画「ストリートファイター/ザ・ムービー」で後藤が演じたエドモンド本田ばりの袈裟斬りチョップから、昇天・改でマットに叩きつけられる。さらにジーンブラスターを受け止められると、今度はエドモンド本田の必殺技スーパー頭突きまで決められた。

 それでも王者の意地で後藤革命だけは決めさせない。ファイヤーブラスターで切り返すと、そのまま一気に正調ファイヤーブラスターを発射し3カウントを奪取。激闘に終止符を打ってみせた。

 ベルトを死守した辻は、10月12日両国大会でG1覇者・大岩陵平との頂上決戦が決定。試合後のリング上に呼び込んだ大岩から「IWGP王者、G1王者、どっちが強いか頂上決戦やろうや。俺たちにしか見せられない新日本プロレスあるだろ。俺たちで世界に新日本プロレスを証明しよう」と宣戦布告された辻は「俺は俺自身の戦い方でやるぜ。そう、G1でお前が負けたあの時の戦いでな。俺を超えてみろ、大岩。両国で会おうぜ」と呼びかけた。

「誰が何と言おうとこの俺がIWGPヘビー級王者だ。俺が先頭に立ってこの新日本を引っ張って行く。文句があるヤツは出てこい。いいか、文句があるならテメエの力でこの現状を変えてみろ。新日本プロレスを背負う全選手に次ぐ。覚悟はいいか!」と決めゼリフで大会を締めくくった辻。誰の目にも明らかな新時代が到来した新日本マットの主役は、まだまだ譲らない。