DDT27日の新宿大会で、9月末での退団を控える高尾蒼馬(38)が、所属ラストマッチを勝利で終えた。

 2009年8月にデビューした高尾は9月いっぱいで団体を去る。この日は過去行われていたシリーズ「若手通信」時代の仲間である平田一喜、彰人とトリオを組んで高木三四郎、大家健、吉村直巳と激突した。高尾組のセコンドには、同じく9月末で退団となる伊橋剛太が控えた。

 高尾は「これで最後だから許して」と凶器のタライを投入し大家、高木にお見舞いした。敵軍からの抗議もレフェリーは聞く耳を持たなかった。

高尾蒼馬と翔太の挑戦を受けた正田壮史と高鹿佑也
高尾蒼馬と翔太の挑戦を受けた正田壮史と高鹿佑也

 その後、リングでは平田が奮戦したが「今日の主役は俺だろ!」と怒声を浴びせ、強引に試合権を奪取した。高木を孤立させると伊橋を呼び込みボディープレスを決めさせる。最後はマッドスプラッシュで3カウントを奪った。

 まずマイクを譲られた伊橋が「17年間感謝しかありません。選手の皆さん、スタッフの皆さんお客さんの皆さん、どうもありがとうございました」とあいさつ。高尾は「17年間DDTでデビューして、今までいろんな思い、大変なこともありましたが、DDTのみなさんや高木さんのおかげで多分立派になりました」とこれまでの歩みを振り返る。「DDTプロレスは良い団体なので、これからも応援よろしくお願いします。次現れるときはフリーの高尾相馬だからな」と宣言し、リングから去った。

 高尾はこれでDDTとはお別れ…とはならなかった。なんとセミファイナルのKO―Dタッグ選手権後に電撃登場。「フリーランスの高尾蒼馬と申します」と挨拶し、新王者となった正田壮史、高鹿佑也組に対し、翔太とのタッグ「ロマンスドーン」で挑戦を表明した。

「俺はこれからフリーなので、今まで以上にハングリー精神をもって試合をしなきゃいけない。お前たちのベルトを取って、フリーでDDTのレギュラーを取ってやる」と怪気炎を上げた。決戦は10月18日の後楽園大会。まだまだサヨナラは言わせてもらえなさそうだ。