今季限りでの現役引退を8日に表明した中日・福留孝介外野手(45)に、現場からコーチ就任を熱望する声が上がっている。
中日、米大リーグ、阪神を股に掛け日米通算2450安打を誇るレジェンドは、2度の首位打者、4度のベストナイン、2006年はリーグ最優秀選手(MVP)にも輝き、リーグ優勝3回、WBC連覇にも貢献してきた。
球団関係者は「選手としての経験や実績は十分だし、とにかく野球に対しての情熱がものすごい。深刻な貧打を解消するためにも、福留にはそのままユニホームを脱がずに打撃コーチになってほしい。立浪監督と同じPL学園の後輩で師弟関係は良好だし、今、球団内のあちこちで福留にはぜひコーチをやってほしいという声で持ち切りだよ」と明かす。
さらに福留の配球面など驚異的な〝ヨミ〟が選手の間からも評判だ。福留が一軍でプレーしていた際、ベンチに座って相手バッテリーの配球をささやくと、ほぼそれが的中。そのため京田や加藤翔らは隣の席に座って福留の〝神通力〟を参考にしていたほど。
野手だけでない。チーム関係者は「福留は『こういう場面で、俺はこのボールを投げられると嫌だ』という感じで、投手にもいろんなアドバイスを送っている。投手も含めて若手選手から慕われている」。そういった人望の厚さから、福留の引退会見が開かれる直前には大島、京田、高橋周、木下、大野雄、柳、祖父江の7選手が花束を手にサプライズで駆けつけたほどだ。
引退後、指導者への道について福留は「まだそういうことも一切、何も考えていない。とりあえず一度、ゆっくりしたいという思いもあるし、それからおいおい考えます」と説明したが、チーム内ではコーチ待望論が高まるばかりだけに今後が注目される。












