阪神は24日のヤクルト戦(神宮)に11―3で大勝。今季初のビジターカード勝ち越しを決めた。

 初回から佐藤輝&中野に2ランが飛び出し3回までに大量6点をリード。終わってみれば今季最多となる16安打11点をチーム全体でマークした。先発・ガンケルを5回限りで交代させた先手を打った継投策も奏功。先制→中押し→ダメ推しと打線も有機的に機能した。

 試合後の矢野監督も「初回にホームランが2本出て、流れをもってこれたのが大きい。(相手の)先発が崩れれば勝ちパターンの継投じゃなくなるのでこちらも有利になる」と手応えを口にした。

 その一方で、チームの4番・大山が3回に左翼線への二塁打を放ち、二塁へ滑り込んだ際に左足を痛めたとみられ、その裏の守備から交代…。状態は現時点では不明だが、矢野監督も「大事に至ってなければいいと思うんだけど。こればっかりはちょっと明日(25日)以降になる。無事を願うしかない」心配顔だった。