巨人・原辰徳監督(63)が春季キャンプ初日となった1日、チームを激励する読売巨人軍宮崎協力会から宮崎牛20キロや宮崎ブランドポーク30キロなど、さまざまな特産品を受け取った。

 そのなかで贈呈式を盛り上げたのが、宮崎県産うなぎと原監督の〝格闘〟だ。手袋をはめた指揮官は「元気ないな」と言いながら生きたうなぎをつかもうとすると、それまでおとなしかったうなぎが突然の大暴れ。思わぬ抵抗に原監督は「おぉ、おぉ、おぉ…」と驚きの表情を浮かべながらグラウンドにポトリと落としてしまった。

 しかし、こんな程度ではヘコたれない。今季のチームスローガンも「不屈」だ。再びうなぎのつかみ取りに挑むと、今度は両手でしっかりとつかみ上げ、周囲からは「おぉ~」というどよめきとともに拍手が起こった。サービス精神旺盛な原監督は、待ち構えていたカメラマンたちに「撮れた?」と〝撮れ高〟を確認し、満面の笑みだった。

 また、巨人からは宮崎県と宮崎市の医療従事者を支援するため、400万円ずつ計800万円が寄付された。