プロ野球選手の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット賞」(主催・報知新聞社)に阪神・矢野燿大監督(53)が選出された。

 矢野監督は現役時から本拠地・甲子園の主催試合に「矢野シート」を設け、兵庫県内の福祉施設の児童らを招待するなど、熱心な社会貢献活動を展開。10年にはその活動のなかで筋ジストロフィー患者の男性と親しくなった縁から「何かできないか?」と思い立ち、筋ジストロフィー患者や児童養護施設の子供たちへの支援を目的とした「39(サンキュー)矢野基金」を設立。電動車いすなど寄付総額はこれまでに約4500万円の超える継続的な支援活動が評価された。

 22回の歴史を誇る同賞で阪神の関係者が受賞したのは、第19回(2017年)の岩田稔氏以来。赤星憲広氏(第6回)、藤川球児氏(第14回)に続き、4人目の受賞となった。