中日のドラフト2位・鵜飼航丞外野手(22=駒大)が18日に行われた新人施設見学に参加し、本拠地バンテリンドームなどを訪れた。

 ナゴヤ球場では打席に入り、バットをスイングするなど感触を確かめると「やっぱり広いですね。フェンスもグラウンドも駒沢や神宮よりも一番広く感じた。神宮はフェンスが低いので、ライナー性でも入ったりするが、ナゴヤ球場やバンテリンだと、フェンスが高いので、そこが一番の難点だと実感した」と感想を語った。

 それでも駒大グラウンドでは高さ30メートルの防球ネットを越える推定140メートルの超特大弾を放っている右の大砲候補。ナゴヤ球場では秋季キャンプで高卒2年目の石川昂がフリー打撃で場外弾を連発しており、鵜飼は「石川昂弥はあそこを越していたので、それぐらい飛ばさないと僕も試合に出られないと思っている」と長距離砲としての対抗心をメラメラと燃やしている。

 今季からバンテリンドームでは「106ビジョン」上部の中堅左に設置してある「矢場とん」の看板に本塁打を直撃させると1億円の賞金が出ることで話題になった。これを伝え聞いた鵜飼は「1億円!? 看板まで180メートルぐらいあるのでは…。ブランコさんやウッズさんでも見たことがないですけど、近づけるように頑張りたい」と色気をチラリと見せた。

 来季は石川昂との飛ばし対決を制し、いずれ1億円ゲット第1号となる野望を膨らませている。