〝球児魂〟継承で来季も虎ブルペンを支える――。阪神のセットアッパー・岩崎優投手(30)が6日に行われたオンライントークショーにチームメートの秋山とともに出演。0ゲーム差の僅差でリーグ制覇を逃した今季を「すごく悔しい1年だった。自分だけではないでしょうが『僕の勝ち負けがもう少し違っていたら』という思いもある」とし、来季のリベンジを誓った。

 今季は62試合に登板し、防御率2・65。自己最多となる41ホールドをマークした。昨年と同様コロナ禍の影響で短いオフとなるが「(例年よりも)ケアは多めにしています。来季へ向けあせりはない」と体調管理にも余念がない。

 絶対的な守護神として9回のマウンドに君臨したスアレスは阪神に残留することなく、米パドレスへ移籍。チームは代役の助っ人守護神補強を急ピッチで進めているが、矢野監督は「(抑えは)日本人で出てきてくれたらいい」と岩崎のクローザー起用も示唆。左腕も「任されたところでやるだけ。(9回を投げる)イメージはできないわけではない。自分がやるべきことは変わらないので」と力強く言い切る。

 そんな岩崎も、気が付けばチームの生え抜き投手としては秋山と並ぶ最年長に。中心選手として中継ぎ陣を引っ張っていこうという気持ちも年々強くなっているようだ。

 ブルペンを預かる金村投手コーチは「今までは(藤川)球児が揺るぎない精神的支柱としてチームの中継ぎ陣を支えてくれていたが、彼が現役を引退した今季からは岩崎が率先してブルペン内でのリーダー役を買って出るようになってくれた。(小川、及川ら)若い選手が多い今の中継ぎ陣に、配球やマウンドでの心構えなどをアドバイスしてくれている」と左腕のリーダーシップに最敬礼。新たな虎ブルペンのボスとして、若手を牽引する左腕の姿に目を細めている。

 藤川氏、ジョンソン(現パドレス)、スアレスと毎年のようにメンツが入れ替わる中、長年勝ちパターン継投の一角を守り続ける岩崎の存在は頼もしい限り。来季こそ矢野阪神を悲願の頂点へ導けるか――。