ヤクルト―オリックスの日本シリーズ第3戦(23日、東京ドーム)で、ヤクルトで2015年から17年まで監督を務めた真中満氏(50)が始球式を行った。

 背番号は同氏が指揮を執り優勝に導いた「2015」、胸の番号は監督時代の「77」を着けたヤクルトのユニホームに身を包んだ真中氏が左腕から投げ込んだボールは、高めながらも中村のミットに収まった。
 
 投げ終わると見守っていたつば九郎からねぎらうように肩を叩かれ、笑顔でグラウンドを後にした。真中氏は「プロ野球での始球式は初めてで、とても緊張感がありました。スタンドにいるファンの方々から拍手をいただいて、久しぶりに球場の雰囲気を生で味わうことができてうれしかった」と話した。

 また高めの球になったことには「カーブでストライクを取ろうとしたんですが、中村が思わず立ってしまったので、座っていたらストライクだったはずです。今年の日本シリーズは本当に競ったいい試合が続いていて、目が離せません。いち野球ファンとして見ていてとても楽しい。これからも熱い戦いを見せてほしいです」とコメントした。