阪神CS突破へ…就任1年目・井上ヘッドがどうしても倒しておきたい「ライバル」

2021年11月06日 05時15分

阪神・井上ヘッド(中)はCS直前でも明るいムード(東スポWeb)
阪神・井上ヘッド(中)はCS直前でも明るいムード(東スポWeb)

 CSファーストシリーズへ向け、2位・阪神は5日に本拠地・甲子園球場で前日練習を行った。

 リーグ優勝を飾ったヤクルトへのリベンジをポストシーズンで果たすべく、矢野燿大監督(52)も「初戦で緊張感があるなか、初戦をどう勝てるか、どうやって点を取るかがすべて」。まずは3位・巨人制圧に専念する週末で、もう一人ベンチには確かな〝爪痕〟を刻むべく、気合満々の男がいる。

 井上一樹ヘッドコーチ(50)がその人だ。ヘッド就任初年度の今季は、優勝こそ逃したが、12球団最多の77勝。さらには昨季まで13年連続で負け越していた巨人に13勝9敗(3分け)と勝ち越しを決め、長年の力関係を逆転させるなど、指揮官を支える参謀役として、内外から高い評価を得た。

 そんな井上ヘッドが就任時から「日本一を目指すために、避けては通れない相手」としてきたのが、昨年までリーグ3連覇中だった原巨人。中でも、参謀役の元木大介ヘッドは「昭和46年生まれ」の同級生ということもあり、昨オフにヘッド職に昇格した際には「原監督に認められてのヘッドコーチになんて『すげぇな』と。僕はヘッドになったばかり。相手ベンチの動きや練習の風景、新聞に出るコメントとかも意識して、いい意味で張りあっていけたら」と、ライバル心を隠さなかった。

 レギュラーシーズンでは、就任時の秘めたる決意を、見事に結果で示して見せた井上ヘッド。実際、今季の虎ベンチの雰囲気は「変わった」と証言する関係者は多い。

「ひと言で言えば、選手たちにこれまでにはないメリハリがある。これはヘッドの存在が大きいよ。試合中は完全に選手とは一線があって。ヘッドも(こわもてな)オーラ出すしね(笑い)。でもロッカーとか遠征中の食事会場とは、その逆。選手がヘッドをイジることもあるし、ヘッドもそれにグラウンドとはまた別の兄貴的な振る舞いで応じたりね」

 戦いはあくまでグラウンドがメインも今季、両軍ベンチから飛んでいた同級生ヘッド対決の〝火花〟もこの短期決戦が最終章。G倒は猛虎の変革を担う参謀のポストシーズンでの最初の任務だ。

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