広島・佐々岡真司監督(56)の起用法がズバリ当たった。
 
 15日の中日戦(バンテリン)で「3番・左翼」で2試合連続で正隨を起用。0―3の5回二死一、二塁で右前適時打で1点を返すと、2点を追う7回一死一、二塁では左越えに逆転1号3ランを放ち、この日、4打点の大暴れ。チームを勝利に導き、5連敗を阻止した。

 前日14日は正隨をプロ初のクリーンアップに抜てきするも4タコに倒れ、ブレーキとなっていたが、あえてこの日も3番の起用にこだった。以下は佐々岡監督の主な一問一答。

 ――7回に正隨の一発が出た

 佐々岡監督 あそこの一発は大きかった。正隨も必死でね。きのうと今日の打席。右前打で気持ちが楽になったのでは。期待して出しているわけであって、本当に大きな一発でしたね。

 ――2試合連続3番起用は期待の表れか

 佐々岡監督 良くて上に上がってきた中で早く使いたかった。この2試合は左(投手)というところで最初から正隨と決めていた。駄目なら…というところもあった中で、あの2打席は本当によく打った。