中日は25日のヤクルト戦(静岡)で9回に1点差を追いつき、今季13度目の引き分けに持ち込んだ。しかし、この日の得点はすべて相手のミスからの〝頂きもの〟。8安打を放ちながら拙攻のオンパレードで9回まで適時打は1本なく、これで27イニング連続で適時打なしの非常事態となっている。

 以下は与田剛監督(55)の一問一答。

 ――1点ビハインドから相手の暴投で同点に追いついた9回は三塁に走者がいたことが大きかった

 与田監督 そうだね。あそこは何とか京田も凡打にはなったけど、最終的には(高松が二塁から三塁へ)進塁することができたし。そういったところも後半に向けて一つ考えていることだったので良かった。

 ――そこにいたるまでの攻撃が機能しなかった

 与田監督 これはもうチャンスでのあと1本とか。まあミスもあったけど、本当に選手は一生懸命やっているし、それを何とか勝たせられるようにしてあげたい。

 ――6回一死一、三塁の好機で不振の高橋周が代打で併殺打

 与田監督 それはもう彼に期待をして。あそこで打点を挙げるなり、安打が出るなり、いい結果が出ることで今後調子を上げてほしいと。ベンチのみんなの期待だったが、それは変わりはない。われわれも根気よくやっていかないといけない。

 ――同じタイミングで渡辺も準備していた

 与田監督 先頭打者が出るか出ないかによってもいろいろあったし、いろいろな考えの中であそこは(高橋)周平にした。

 ――先発の松葉は5回途中から突然、乱調に

 与田監督 前回も非常にもったいなくてね。突然、四死球が絡む。球がコントロールできなくなるというところで非常にもったいなかったけど。そこは次の登板で何とかしてほしい。

 ――疲れなのか他の原因なのか
 
 与田監督 それは本人に聞いて。滑ったのかとか。けがではないと思うけど、そこは理由は本人に聞いてもらった方が。間違いがあってはいけないから。

 ――3位と4位が12ゲーム差をつけらている現状で、勝つことよりも将来を見据えた起用法は考えているか

 与田監督 それは戦い方を見てもらえれば分かると思う。勝とうという、勝ちを諦めるということはないです。