楽天は6日、家族ビザ発給の遅れから来日を見合わせていた新外国人左腕アダム・コンリー投手(30=前マーリンズ)と契約を解除したことを発表した。

 同投手と楽天は昨年12月に契約していた。長引くコロナ禍の影響で共に来日を希望していた家族のビザの発給が難航。現在もその見通しが立っていないことなどから、双方が合意の上で契約が解除された。

 球団が発表したコンリーのコメントは以下の通り。

「まずはじめに、私と家族の決断をご理解いただき、受け入れてくれた楽天イーグルスには心より感謝しております。契約した時から楽天イーグルスでプレーできること、日本という素晴らしい国で生活することを本当に楽しみにしておりました。しかし、コロナの影響で来日時期が遅れ、これまでアメリカで自主トレを続けてきましたが、日本の状況がさらに悪化しているのを見て、このまま来日し、日本のファンの皆さんの前でプレーするのが困難であると家族とも話をしました。残念ながらこのコロナ禍に日本でプレーするのは最適なタイミングではないと決断しました。楽天イーグルスの一員として、日本でプレーができないことは残念ですが、このチームにとって素晴らしいシーズンであることを祈ります」