阪神の新外国人投手、ラウル・アルカンタラ投手(28=前韓国斗山)が19日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行い、新天地・日本での飛躍を誓った。

 昨季、韓国プロ野球界で20勝を挙げた右腕は新型コロナ禍の影響で来日が遅れていた。翌20日より待望のチーム合流とあり「2週間の隔離期間を終え、ようやく皆様にお会いできてうれしく思います」と笑顔。「タイガースは先発投手がとてもいい印象。ビデオ等で日本の野球は研究してきたが、いち早く(新しい環境に)慣れたい」と語った。

「ワタシハ、アルカンタラデス。アリガトゴザイマス」と覚えたての日本語を披露する一幕も。「コロナ禍で世界中がつらい状況ではありますが、しっかり前を向いてやっていきたい。タイガースファンの応援をテレビを通して見てきた。早くプレーしたい。優勝に向けて頑張っていきたい」と新助っ投は力を込めた。