開幕投回避の阪神・西勇輝 スタートダッシュ成功へ課せられた重大〝裏ミッション〟

2021年03月09日 05時15分

重要な仕事を任せられた阪神・西勇

 阪神・藤浪晋太郎投手(26)が8日までにプロ初となる開幕投手に指名された。当初は西勇輝投手(30)が大本命だったが、エースには大役に勝るとも劣らない重要なミッションが託されることになりそうだ。

 ヤクルトとの開幕3連戦は初戦が藤浪、2戦目は昨季まで2年連続で規定投球回をクリアした青柳晃洋(27)、3戦目にはロッテから新加入のチェン・ウェイン(35)で臨むことが決定的。昨季チーム最多の11勝を挙げた西勇と秋山拓巳(29)の2人は次カードの広島3連戦に回る見込み。実はこの2人を開幕2カード目に配置したところに矢野阪神の〝開幕ダッシュ計画〟がうかがえる。

 開幕後の3~4月の火~木曜日のいわゆる平日カードは「広島→巨人→広島→巨人」と続く。なかでも阪神にとって重要なのはリーグ2連覇中の巨人との対戦だ。昨年は8勝16敗と大きく負け越しただけでなく、開幕3連戦を含めて東京ドームで8連敗するなど独走Vを許す要因にもなった。もちろん同じ轍を踏むわけにはいかない。

 西勇、秋山とも昨年は対広島戦4勝無敗と〝お得意様〟で、西勇は対巨人戦も3勝(1敗)、防御率1・77と無類の安定感を発揮した。秋山も昨季の巨人戦では2試合で1勝1敗ながら、防御率2・57と悪くはない。

 絶対王者相手に高確率で勝算が見込める投手を送り込むのは、ある意味では常套手段。対巨人戦をいかに対等に戦えるかは覇権奪回へ重要な要素でもある。昨季は2勝10敗と開幕ダッシュに失敗しただけに、今年の矢野阪神は綿密に練られた先発ローテ起用で開幕ロケットスタートを目指す。

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