楽天は21日、青山浩二投手(37)が、今季限りで現役を引退すると発表した。

 2005年の大学生・社会人ドラフトで楽天から3巡目指名を受け、八戸大学から入団。ルーキーイヤーの06年から一軍で中継ぎとして活躍し、後にセットアッパー、守護神として活躍を続けた。

 13年には2年連続の60試合登板を果たし、チーム初となるリーグ優勝に大きく貢献。その後、ケガで日本シリーズへの出場はできなかったものの、チーム初の日本一への道筋もしっかりと作った。

 6戦続けてセーブを成し遂げた日本タイ記録(当時)保持者(12年5月9日~16日)で、球宴にも2度出場するなど、通算15年にわたり生え抜きとして楽天のブルペンを支えた。

 通算成績は625試合、42勝58敗、45セーブ、159ホールド、投球回828回1/3、713奪三振、防御率3・67。杜の都でチームの草創期を支え、輝かしい経歴を残したベテラン右腕がユニホームを脱ぐことになった。