首都高爆走 西武・佐藤龍世被告に有罪判決「懲役3月、執行猶予2年」

2020年10月08日 15時49分

西武・相内誠(左)と佐藤龍世

 プロ野球、西武ライオンズ佐藤龍世被告(23)の判決公判が8日、東京地裁で開かれ「懲役3月、執行猶予2年」の有罪判決が言い渡された。

 佐藤被告は今年4月12日、首都高速中央環状線・山手トンネル内を法定速度(時速60キロ)89キロ超の149キロで走行し、道路交通法違反の罪に問われていた。

 三浦隆昭裁判官は「指定最高速度の2倍以上の速度で運転した犯行態度は非常に危険で、ゴルフ場に早く着いて練習をしたかったという緊急性、必要性のない理由で本件犯行に至った。たとえ同乗していた先輩から急ぐように言われたとしても、これをくむべき事情とはいえない。オービスの位置を確認しつつ、道路標識を意に介さず本件犯行に及んでいることなども考慮する」と量刑理由を説明した。

 一方で「被告人は事実を認め自動車を売却し、運転する必要のないように引っ越しを考えるなど、反省の態度を示している。相応の社会的制裁を受けている」ことを総合的に考慮され、執行猶予付き処分となった。

 紺のスーツにマスク姿の佐藤被告は、終始うつむきながらこの判決を聞いていた。最後に裁判官から「軽い気持ちだったのかもしれないですけど、あなたの犯した行為についての責任は以上のようになる。これをどう受け止めていくかはあなた次第。今後はしっかり社会に貢献できるような活躍ができることを祈っています」と本業での活躍に対する言及があった。

 佐藤被告はコロナ禍で球団から外出制限を受けていた4月12日午前6時15分、チームの先輩・相内誠投手(26)とともに千葉県内のゴルフ場へ向かうため、制限速度を大幅に超過して車を走行させた罪に問われていた。

 9月28日の初公判では「間違いありません」とこれを認めていた。スピード超過については、同乗していた先輩の相内の指示に従ったもので、当時乗っていた車はすでに売却。「一生運転はしない」こと、現在はタクシーで自主練習に通い、今後は本拠地・メットライフドーム近くに引っ越し、自転車で練習に通う意向などを語っていた。