中日のドラフト5位・岡林勇希外野手(18=菰野)が、メジャーで774安打を記録し2018年からヤクルトに復帰した青木級の評価をされている。

 25日のDeNAとの二軍の練習試合に右翼守備で途中出場すると、2打数2安打と結果を残した。「積極的に振りにいった結果が安打につながって、打撃に関してはすごくいい感じ。キャンプの中では一番いい形でスイングができた」と自画自賛した。

 ここまでの練習試合などで、いとも簡単に安打を繰り出す岡林に対して仁村二軍監督は「これだけ結果を出して、頼りになる打者はなかなかいない。普通ならこの時期なら新人君は疲れてしまってるものだけど、そんなことがないので、びっくりした。一軍のオープン戦とかも(推薦を)考えないといけない」。

 続けて「タイミングを取るのがうまい。バットの軌道が変わらず、あの芯に当てる技術がすごい。青木のようなタイプで、岡林もああなれるのでは」と卓越したバットコントロールを武器にする青木の名前を挙げたほどだ。

 視察した与田監督も「相手がレベルアップしてる中で彼の力が落ちていない。対応能力はあると思う」と目を細めているが、首脳陣がこぞって絶賛していることに岡林は「うれしいですけど、そこで慢心はしないようにしたい」と気を引き締めている。けがをして出遅れてしまったドラフト1位・石川昂弥内野手(18=東邦)よりも早く岡林がオープン戦で“一軍デビュー”を果たしそうだ。