プロ野球・巨人は25日、公式サイトなどで29日、3月1日に東京ドームで開催するヤクルトとのオープン戦を、新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客試合として行うと発表した。

 政府の感染症対策本部の専門家会議が前日(24日)に「これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際」との見解を表明したことを受けたもので
「2月29日(土)と翌3月1日(日)の東京ドームでのヤクルトスワローズとのオープン戦2連戦を無観客試合とすることとしました」としている。

 さらに「東京ドームは屋内空間である一方、高い換気能力と広大な空間によって屋外と同様の環境を確保できています」と主張しながらも「しかし、プロ野球は、来場者の皆様の多くが、密集の中で歓声を上げ、体を動かしながら観戦していただくスポーツです。ドーム球場であることが直接の理由ではありませんが、社会全体で感染拡大のリスクを小さくすることが求められている状況においては、無観客試合とするのが最善であると判断しました」と説明した。
 3月12日に予定していた「2020読売巨人軍激励会」を中止とすることも併せて発表された。

 なお、プロ野球では26日に12球団代表者会議を開き、今後のオープン戦の開催可否を協議する。