スケートボード男子ストリートで東京五輪金メダリストの堀米雄斗(23=ミクシィ)が24日(日本時間25日)、アナハイムで行われたエンゼルス―マリナーズで始球式を行った。

 1月7日の誕生日で好きな数字でもある背番号「7」をつけ、気合の一球を投げた。しかし、力が入ったのか、大きな変化球となり、捕手役のベラスケス選手のミットには届かなかった。「いやあもう、めっちゃ緊張しましたね。けっこうフォームとかいろいろ練習したんですけど、もう気付いたら投げ終わっていました。届いていなかったですね。曲がっちゃったので、悔しいです」とストライクが取れず無念の表情。「もうちょっと練習して、次にもしやらせてもらえる機会があったら、絶対にストライクを取れるようにしたい」とリベンジを誓った。

 大谷の印象を「常に落ち着いていてクールなイメージ。プレッシャーとかがある中で期待に応える人」と話していたが、実際にマウンドに立ち改めて偉大さを感じたという。

「大谷さんが立っているところで一緒に立てたことがすごいうれしいし、僕もあそこに立ってすごいプレッシャーとか緊張もしたし、その中でいつも大谷さんが戦って、自分のいいプレーをすることがよりすごいなと思いました」
 
 同じ海外で活躍するリアル二刀流から常に刺激を受けているという堀米は2024年パリ五輪の予選対象大会第1戦に向け、数日後にはイタリアへ渡る。「そこで自分のいい滑りができるように頑張ります」と抱負を語った。