エンゼルスの大谷翔平投手(27)は20日(日本時間21日)に敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、6回一死までパーフェクトの好投。大記録は逃したが、6回を1安打無失点、自己最多タイの12三振1四球で今季初勝利を挙げた。打者では初回の2打席目に左翼へ2点適時二塁打を放つなど4打数2安打2打点だった。チームは6―0で勝った。
72球目だった。6回一死で打席は8番の左打者カストロ。フルカウントからの6球目、内角の低めの85・1マイルのスライダーをバットに乗せられ、中前に落とされた。その瞬間、敵地ミニッツメード・パークの観客席からタメ息が上がった。
ここまで打者16人をパーフェクト。スプリットとスライダーで6連続空振り三振を含む、先発全員の12奪三振。大記録達成に期待は膨らんでいた。しかし、大谷は動揺する様子もなく、続くシリを初球で二飛に打ち取った。1番ペーニャは歩かせたが、最後はブラントリーを二ゴロに打ち取った。
初回は先頭ペーニャをスライダーで空振り三振を奪ったところから奪三振ショーはスタート。2番ブラントリーはスプリットでバットに空を切らせた。2回は4番アルバレスをスプリットで空振り三振。3回の先頭グッドラムから6人連続空振り三振。スプリットは垂直に落ち、スライダーは真横に大きく動き、バットにかすりもしなかった。5回に6番グリエルからカーブで12個目の三振を奪い、自己タイに並んだ。
大谷は試合後のインタビューで「素晴らしい打線なので一人一人抑えたいと思っていた。第1打席に先頭で出塁したので1回を終わってからマウンドのことを考えた。(6点先制してもらい)アグレッシブに攻められるなと思った。気を緩めることなく投げられた」と振り返った。完全試合については「知ってはいましたが、球数が多かったので最後までは厳しいかなと思っていた」とコメントした。
アストロズ戦は開幕戦を含めて6試合で0勝3敗、防御率5・92と苦手にしていただけに、Wでうれしい勝利となった。
一方、打者では初回先頭は相手先発の右腕オドリッジから四球で出塁すると押し出し四球で先制のホームを踏んだ。さらに打者一巡で回ってきた4―0の二死満塁は2番手の左腕テーラーから左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。先発投手が登板前に2度打席立つのメジャー史上初だ。
3回二死三塁は3番手の右腕ハビエルに三直。6回先頭は投前のセーフティバントで出塁(投手内野安打)。今季3度目のマルチ安打をマークした。8回二死は5番手の右腕モンテロから左飛だった。
開幕から投打ともなかなか波に乗れなかった大谷だが、ここから一気に確変モードに突入だ。












