【アリゾナ州テンピ発】エンゼルスの大谷翔平投手(27)は13日(日本時間14日)の集合日にディアボロ・スタジアムでチームに合流、身体検査を受けた。チームは14日(同15日)にキャンプイン。18日(同19日)からオープン戦がスタートする。二刀流の第2章が幕を開けた。

 大谷が駐車場に姿を見せると一斉にフラッシュがたかれた。マスク姿で黒いキャップを後ろ向きにかぶり、黒いスポーツウエアの上下、左手で黒いバッグを持っていた。足元のスニーカーは白地に金色が入っていた。昨季、投打の二刀流で歴史的なシーズンを送ってア・リーグMVPに輝いた大谷の注目度は高い。エンゼルスのジョー・マドン監督は笑顔で報道陣の前に現れると約25分間、会見した。エンゼルスナイン通常の3月中旬と同様の肉体づくりがすでにできていること、ロックアウトが終わって、ようやく選手らと直接話しながら今季の作戦を練られることなどを喜んだ。

 日米メディアの最大の関心事は今季の大谷の起用法だ。マドン監督は「まずは彼と話さないとだが、私自身は(昨年と)あまり変化はないと思っている。彼がキャンプインしたら先発の1人としてストレッチアウト(段階的に球数を増加)し、投球関連の動きがない時には打者としての動きをする」と昨年と同じ二刀流での起用を明言した。

 今季から両リーグでDH制が採用されることについては「ユニバーサルDH制になったから、彼が先発の際、打席に入っても大丈夫かどうかは確認しなければいけない。彼が投げるときは、大リーグで唯一ナ・リーグの試合をするチームになるね。それ以外は変わらないと思うよ」と語った。昨季はナ・リーグ本拠地での交流戦では10試合中、8試合に出場したが、7試合が代打だった。

 その上で、「翔平と(水原)一平と話し、ペリー(ミナシアンGM)と話してから決めていくが、昨年と同じことがリピートしてほしいと思っている。リピートでいい、それ以上は欲張らないよ。昨年と同じ登板回数でも十分だけど、もう数回登板ができるかもしれないね。オフェンス(打撃)は同じくらいなら、私はうれしいね。ほぼ同じであると予想しているよ。何か変更があれば、彼の方から言ってくるだろう」と信頼を寄せた。

 本命と目される開幕投手については「まだ。まずは選手と話してから」と明言しなかった。

 気になる大谷の状態だが、女房役のマックス・スタッシ捕手は2月にアリゾナ州スコッツデールの施設「ドライブライン」で投球を受けたという。

「彼のブルペンを何度かキャッチしたけど、アンビリーバブル(見事)な仕上がりだったよ。ほんと、彼にはリミット(制限)がない」と驚いたという。

 その上で「これまで以上にハングリー(やる気)だし、もっと長く、もっと多く投げたいと思っている。きっと今年もまたアンビリーバブルな年になると思うよ」と期待を込めた。2年連続の歴史的なシーズンへの期待が高まる。