エンゼルス・大谷翔平メジャー4年目の進化 投手コーチ&打撃コーチが明かす

2021年09月24日 11時30分

大谷のここが変わった(ロイター=USA TODAY Sports)
大谷のここが変わった(ロイター=USA TODAY Sports)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)はメジャー4年目の今季、1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」にあと1勝と偉業達成は目前だ。二刀流の存在は全米でも野球の域を超えつつある。どこが変わったのか。この1年間、間近で見てきたマット・ワイズ投手コーチとジェレミー・リード打撃コーチが23日(日本時間24日)に日本メディア向けの会見で明かした。

 大谷は今季、投手で22試合に先発して9勝2敗、防御率3・28、123回1/3で146奪三振。ワイズ・コーチは「ジャイアントな成功だよね。進化もし、1年を通してよくなっていった」と絶賛した。

 今季の大谷で特筆すべきは四球数の減少。6月30日(同7月1日)の敵地ヤンキース戦で1回持たずに5四死球で7失点して以降、10先発中5試合が無四球だ。特に良くなった点は「ファストボールの制球力。翔平がユニークなのは速度の緩急をつけながら、ストライクゾーンをキープできる能力。一番はファストボールをストライクゾーンにたくさん入れられるようになった」と挙げた。

 一方、打者では22日(同23日)現在、本塁打王争いでトップに1本差の45本塁打と長距離砲として一気に開花した。リード・コーチはルーティンを挙げた。「今は前半に比べてスランプと言われるけど、彼の仕事は一切、変わっていない。1年通してルーティンをしっかり保ち、負荷を最小限にしている。大谷のルーティンは結構短く、15分くらい」

 具体的には「球場にきたら基本練習に、時にフィーリングによってはマシンを加えたり、時に変化球の練習をしたり、投手相手に打席に立つ。でもほとんどは、ケージでの2~3の基本練習のどれか。全く違うことはやっていない。外ではなくケージで練習すると、暑さに左右されることもないし、小さな環境だからルーティンをキープしやすい」と説明した。

 両コーチとも積極的に教えないという。リード・コーチは「素晴らしい選手というのは助けが必要な時は自ら助けを求めにくるから、その時には話し合いをして、最後は極力シンプルなアドバイスをするのが良い」

 シーズン終了まで楽しませてくれそうだ。

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