エンゼルスの大谷翔平投手(27)は23日(日本時間24日)の敵地ミネソタでのツインズ戦で先発メンバーから外れた。

 今季登板以外で外れるのはDH制がない6月13日(同14日)の敵地ダイヤモンドバックス戦以来で、DH制が採用される試合では5月23日(同24日)の本拠地のアスレチックス戦以来だ。

 後半戦6試合で24打数4安打 打率1割6分7厘、14三振と絶不調。米メディアから本塁打競争、オールスター戦のリアル二刀流出場による疲労蓄積が指摘されていた。

 マドン監督は「そうは思ってない」と否定するとこう説明した。「今日の休みは、彼の意見ではなくて、私の提案。ジェレミー(打撃コーチ)は、アプローチが早いというよりは少し遅れているとの印象のようだ。私は、ゾーンがズレていて、追いかけ気味になっているような気がしている。それを調整してタイミングも合ってきているように見える。3日後(26日=同27日)には登板も控えているし、これがしっくりきた」

 また、「他の選手に打つ機会をあげたかった。J(アップトン)が戻ってきて、今日は彼にとっていいDHの機会だし、ずっとベンチに置きたくないレガレスもライナップに入れてあげられる」と戦略上の理由もあるという。大谷とともにオールスター戦に出場した内野手のウオルシュも先発から外れた。