エンゼルスの大谷翔平投手(27)は13日(日本時間14日)にコロラド州デンバーのクアーズ・フィールドでのオールスター戦でア・リーグの「1番・DH」で先発出場し、投手として先発マウンドに上がった。

 歴史的打席は初回先頭。相手先発は右腕シャーザー(ナショナルズ)。メジャー通算182勝、サイ・ヤング賞を両リーグで3度獲得している大投手だ。初球95・5マイル(約154キロ)の内角直球をファウル。2球目の真ん中高めのカットボールを強振したものの、二ゴロだった。

 その直後、大歓声を浴びてマウンドへ。先頭打者は22歳のタティス(パドレス)だ。28本塁打、20盗塁はともにリーグトップの次世代のスーパースター。記念すべき初球は外角低めの96マイル(約154キロ)の直球でファウルされた。カウント1―2から5球目、外角低めのカットボールで左飛に仕留めた。

 2番は左の強打者マンシー(ドジャース)。カウント1―1からの3球目、外角直球で二ゴロ。

 3番は本塁打王3度の右の大砲アレナド(カージナルス)。4球目に100・2マイル(約161・2キロ)を記録。5球目も99・7マイル(約160・4キロ)と大台連発。カウント2―2からの6球目のスプリットで遊ゴロに仕留め、三者凡退。14球で終えた。