MLB開幕延期 新型コロナ直撃で日本時間4月10日以降に

2020年03月13日 16時30分

昨年3月28日、ヤンキースは本拠地にオリオールズを迎えて開幕戦を行った。華やかな雰囲気だ(ロイター=USA TODAY Sports)
【フロリダ州ポートシャーロット発】新型コロナウイルスの感染拡大がついにメジャーものみ込んだ。米大リーグ機構(MLB)と米大リーグ選手会は12日(日本時間13日)に26日(同27日)に全30球団で一斉に迎える予定だったレギュラーシーズン開幕を最低2週間は延期し、東部時間12日午後4時(同13日午前5時)以降開始のオープン戦を中止にしたと発表した。開幕戦は4月9日(同10日)以降になる。
 
 12日午前中からフロリダ州とアリゾナ州の各球団キャンプ地は新型コロナウイルスの感染拡大の話題一色。レイズとフィリーズのオープン戦では試合前から、記者席は「オープン戦が一両日中にも中断になる」という噂が飛び交っていた。
 
 試合は定刻通りの午後1時5分にプレーボールとなったが、まもなくして、ニューヨーク・ポスト紙のシャーマン記者がSNSで「MLBのマンフレッド・コミッショナーが全30球団のオーナーと電話会談を行い、その後に何らかの発表を行う」と発信。記者席は騒然となった。その後、大方の予想通り、オープン戦の中断とレギュラーシーズンの開幕戦の延期が正式発表となった。
 
 レイズの筒香嘉智外野手(28)は「3番・DH」で出場し、サイ・ヤング賞右腕アリエッタと2度対戦し、中飛、空振り三振で2打数無安打と格の違いを見せつけられた。ただ、「シーズン中のいろんな引き出しになるかな」と前向きに捉えていた。結局、14打席連続無安打でメジャー1年目のオープン戦は終了。12試合に出場して、28打数5安打、打率1割7分9厘、1本塁打、3打点。13三振、3四球だった。
 
 ベンチに下がり、取材に応じている時点では、オープン戦中断と開幕戦延期は発表されていなかった。しかし、筒香は「そこは僕たちには左右できないこと。体が一番大事。(開幕が)遅れるのであれば、体の状態をどういうふうにもっていくか、また考えないといけない」と覚悟していた。
 
 キャンプを終えて自宅に戻るのか、キャンプ地に残留して練習を続けるのか、メジャー30球団は厳しい選択を迫られている。