必ず頂点へ。今春センバツ8強の九州国際大付(福岡・6年ぶり8度目)は大会第6日(11日)の第3試合で明徳義塾(高知・3大会連続22度目)と激突することになった。

 初戦屈指の好カードとなり、中上息吹副主将(3年)は「甲子園常連校で甲子園での戦い方は分かっていると思うが、そこを上回れるようにやっていきたい」と言葉に力を込めた。

 超強力打線がチームの持ち味。高校球界「2年生ビッグ4」の1人として目される巨漢スラッガー・佐倉侠史朗(2年)は県大会でも通算24打数12安打で打率5割、3本塁打、17打点と存在感を大いに発揮した。プロ注目のリードオフマンで外野手の黒田義信(3年)、同じく今秋のドラフト候補で打力が武器の強肩捕手・野田海人(3年)らも名を連ねる。攻撃力は大会出場校の中でも指折りだ。

 中上副主将は「甲子園での最終目標は全国制覇だが、1戦1戦全力で戦っていきたい」と抱負を述べていた。