九州の雄は泰然自若としていた。第94回選抜高校野球大会は開幕日だった18日、雨天のため開会式と予定されていた3試合すべてが中止となった。
第3試合でクラーク(北海道)との初戦を控えていた九州国際大付(福岡)は、午後から甲子園室内練習場で調整。かつて西武ヘッドコーチなどを務めた楠城徹監督(71)は「雨はあること。別段変わったことはありません」と気にするそぶりは一切なかった。クラークは昨秋の明治神宮大会の初戦で競り勝った相手。正捕手の野口海人主将(3年)は「相手は素晴らしいチームですが(もう一度)勝って自分たちが上だと証明したい」と順延に再戦が待ち遠しい様子だった。
前日の夕食時にナインと前回対戦時の映像を分析した楠城監督は「(相手は)積極的な打撃で広角に打ってくる」と警戒し、守備位置の確認などを行ったという。制球力に定評のあるエース左腕・香西をリードする野口は「内と外の出し入れで打たせて取っていきたい」とイメージを膨らませ「観客も多いので(グラウンドでは)声だけでは伝わらない。大きくジェスチャーをしようと(野手の)みんなに伝えた」と聖地対策もバッチリだ。
この日の打撃練習では各選手が鋭いスイングを披露し、調整は順調。指揮官も「戦闘モードに入った形」と頼もしそうで、優勝候補にも挙がる九国に躍進の予感が漂う。












