東京五輪スケートボード女子パーク予選が4日に行われ、岡本碧優(15=MKグループ)、開心那(12=WHYDAH GROUP)、四十住さくら(19=べンヌ)の日本人3選手が全員午後の決勝に進出した。

 日本勢の大躍進の一方でひそかに話題になっていたのが放送席の解説だ。7月に行われたストリートでは、プロスケートボーダー瀬尻稜(24)が「ビッタビタ」「ゴン攻め」などの斬新すぎるフレーズを詰め込んだ解説でブレーク。「やっべー!」「ハンパねぇ~」などのフランクな言葉遣いの解説は、金メダリストの堀米雄斗も「すごい新鮮で、逆にいいのかなって」と笑顔で語るなど各方面で高い評価を得ていた。

 この日のNHKでの放送では日本スケートボーディング連盟公認ジャッジの松井立氏が丁寧な言葉遣いで解説を務めた。これが普通と言えば普通なのだが、あまりに強烈だった瀬尻節がスタンダードとなってしまっていた視聴者からはネット上で「瀬尻解説が恋しい」「瀬尻ロス」など、物足りなさを訴える声が続出。松井氏の落ち着いた解説を「落ち着いている」「分かりやすい」と高評価する声も見られたが、独特すぎた瀬尻氏の解説によって無駄に〝ハードル〟が上がりすぎてしまっていたのかもしれない。