阪神は30日に甲子園で秋季練習最終日を迎えた。この日もあいにくの雨となり、室内練習場を中心としたメニューを消化。翌31日には高知・安芸で行われる秋季キャンプへ向けて出発する。

 練習後、報道陣の取材に応じた藤川球児監督(46)は来季から新たに加わる福原忍巡回投手コーディネーター(49)の起用について言及。今季浮き彫りとなった投手陣の指導体制の課題を解消するため、経験豊富な同コーチに白羽の矢を立てたことを明かした。

 指揮官が問題視していたのは一軍の遠征中における残留投手の指導体制だ。虎将は「タイガースの場合、先発投手がビジターに行った時には残留練習をSGLスタジアムで行うんですけど、その時に先発投手たちを見る投手コーチが現在いなかった」と説明。そのため今季は下村、ルーカス、才木らが登板機会のない遠征にも帯同。指揮官らが直接コンディションや技術面を確認するケースがあった。

 そんな状況を改善するために、指揮官自ら電話。「こういうことをお願いしたい」と直接要請したことを明かし、「福原コーチであればその選手たちの道のりを見てきてますから」と経験値を高く評価した。

 また若手投手が調子を崩した際に投球フォームなどのメカニックを修正し、実戦につなげる役割も期待。2023、24年はファームで投手コーチを務めていたこともあり、「指導歴がないとできないポジションですから。専門の巡回コーチは非常に大事」と強調した。
 
 球団史上初のリーグ3連覇と日本一奪還へ。火の玉指揮官は投手王国のさらなる強化を目指し、指導体制にもメスを入れる。