レイズとワールドシリーズを制したブルワーズのパット・マーフィー監督(67)の〝ヤンキース批判〟が物議を醸している。就任3年目でチームを初のWS優勝に導き、自身はMLB歴代3番目の高齢での制覇。3年連続のリーグ最優秀監督賞も確実とし、その快挙に惜しみない拍手が送られたが、祝勝ムードの中のある発言が思わぬ波紋を広げている。

 28日(日本時間29日)のレイズとの第5戦の勝利後、歓喜のグラウンドでマーフィー監督はウイニングボールをバウアーズから受け取った際、耳元で「お前はこれから大金持ちになるぞ。あのクソみたいなヤンキースにいた時のことを覚えているか。みんな自分のことしか考えていなかったんだ。覚えておけよ」と話しかける音声がテレビに流された。

 バウアーズはヤンキース時代の2023年が84試合で打率2割2厘、12本塁打、30打点とくすぶっていたが、翌年からブルワーズに移籍。3年目の今季は144試合で2割6分6厘、26本塁打、86打点とマーフィー監督のもとで成長し、ポストシーズンでも6打点を上げてリーグ優勝決定シリーズMVPを獲得した。指揮官としてのうれしい気持ちが、思わずヤンキース批判となってしまったようだ。

 SNSでは「ヤンキースはもはや尊敬されていない。誰もが変革が必要な組織だと知っている」「ヤンキースファンだが、彼の言うことは100%正しい」「ヤンキース批判は最高だ」「これは最高の名言だ」の称賛の声が圧倒的ながら「勝ちたいのか、お金を稼ぎたいだけなのか」「マーフィーは意地悪で無礼だ」「正しいけど謙虚になれ。クソ野郎」「こんなことを言うのは残念だ。優勝したばかりで他のチームをけなす理由はどこにもない」と否定的な意見もあふれている。

 何かと引き合いに出される名門ヤンキースだが、今季も地区シリーズで敗退しただけにますます権威失墜。ネタにされやすいのは確かだろう。