球団史上初のリーグ連覇を達成した阪神は8日のヤクルト戦(甲子園)に0―4で零封負けを喫し、今季のレギュラーシーズン全日程が終了した。
藤川球児監督(46)が就任2年目で成し遂げた偉業。巨人とのし烈な優勝争いを勝ち抜き、79勝62敗2分けで頂点に立った。指揮官は143試合の戦いを振り返り「本当に苦しい日々の中ですけど。その中でもセ・リーグで一番高いところに上げていただいた。まず選手、それからファンの方、球団のすべての方に感謝したい」としみじみ。「苦しめば必ず最後にいいことがあるんじゃないかと信じ続けた」と激闘のレギュラーシーズンを振り返った。
チームの躍進を象徴するように、個人タイトルでも虎ナインが躍動した。佐藤輝明内野手(27)が打率3割6厘、39本塁打、106打点で打撃3冠王。さらに森下も最高出塁率(3割9分4厘)で初のタイトルを手にした。
投手部門では村上が最優秀防御率(1・85)、才木が最多奪三振(175)、高橋が最多勝(16勝)と最高勝率(8割4分2厘)の2冠を獲得するなど、投打でタイトルを席巻した。
多数のタイトルホルダーを輩出した藤川監督は監督冥利に尽きるとし、「シーズン中はこれでいいのかなっていう時もありますしね。コーチ含めて、ここで背中を押すべきか、ここで手綱を引くべきかっていうのはすごく難しかった」と語った。
中でも打撃3冠に輝いた佐藤については「『4番は全てできなければいけない』という本人の責任感が一番大きかったと思います」と高く評価。続けて「コンディションのところも多々ありましたけど、それをおくびにも出さずに最後までやりきってくれた。本当に大黒柱だった」と絶賛した。
そんなタイトホルダーを多く輩出した指揮官が大切にしてきたのは、自身の現役時代の経験を選手たちに還元することだった。「自分が現役の時に指導者の方からしていただいて成績が伸びたことを最大限に選手たちにやっている」と説明し、「していただいたことを選手たちに返したというところです」と感慨深げに語った。
次なる目標は昨シーズン叶わなかった日本一奪還だ。虎将は「ここから先は本当に最後の大勝負ですからね。本拠地をバックにして全力で立ち向かう」と決意を新たにした。












