ドジャースが7日(日本時間8日)、敵地アトランタで行われたブレーブスとの地区シリーズ第4戦に4―1で勝利し、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

「4番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(32)は3打数無安打だったが、2回の第1打席で四球を選んで出塁して二盗に成功。その後、相手守備の乱れに乗じて同点のホームを陥れてチームの勝利に貢献した。ただ、打者専念で臨んでいるポストシーズンは出場した4試合で打率1割5分4厘(13打数2安打)と低迷し、計4三振で長打と打点はゼロ。これまでの歴史的な大活躍と比べれば物足りず、風当たりは強まるばかりとなっている。

 米メディア「ヘビー」は「彼のような野球選手は地球上にほかにいない。少なくとも過去においては。打席や走塁での貢献はまさに異次元のものだった。しかし、現時点では大谷もごく普通の人間だ」と厳しく断じた。状態が上がらず、ロバーツ監督も前日6日(同7日)には大谷の打順を定位置だった1番から初めて5番に変更するなど〝最適解〟を模索している。それでもきっかけの一打は生まれない状況だ。

 同メディアは「地球上のほかの打者なら、誰であっても選手の体調を把握した上で起用を見直すことを検討するだろう。しかし、大谷の場合はそうした事情を超越しているようだ。ドジャースも彼のケガを悪化させたくないものの、本人がスタメン出場できると信じている以上、球団も断るわけにはいかない」とスタメンから外す大胆な措置に踏み切れない事情を察した。

 もっとも、チームの最重要課題は大谷の復調を待つことではなく、勝ち続けて3年連続でワールドシリーズの頂点に立つこと。同メディアは「ドジャースは大谷がいなくても優勝できる可能性がある。彼が出場するのであれば、チームにとってプラスになる存在でなければならず、マイナスになってはならない。チームにはほかにも選択肢があるからだ」と斬り捨てた。

 唯一無二の二刀流で「ユニコーン」と称された大谷もケガが重なり、今では凡人扱い…。ラインアップにいるといないとでは相手バッテリーにかける重圧にも雲泥の差があるとみられるが、屈辱的な評価を見返すためにも特大の一発が待たれる。