経済アナリストの森永康平氏が8日放送の「上泉雄一のええなぁ」(大阪・MBSラジオ)に出演し、円相場について解説した。

 この日午前、円相場が一時、1ドル152円台に上昇。2月中旬以来、約半年ぶりの円高・ドル安水準となった。

 森永氏は円相場の見方について「ついこの間まで160円超えてたわけです。それが気付いたら155円くらいまで上がっていて、1日で5円くらいまで上がるのは基本的に(為替)介入なんですよ」と解説する。

 今回も政府による介入だったのか。「最近何回かやりましたけど、事実上介入してもすぐ(円安に)戻ってきたじゃないですか」と政府・日銀の為替介入、日米協調介入に触れる。

 投資家のなかで155円20銭が下値目途とされていたとし、「介入なのかというとたぶん違って、個人投資家の円売りポジションが解消されたというのがあるのかな」と推測した。

 戦後最長の景気拡大とされるが、消費者の実感は伴わない。

「統計上の話であるというところじゃないかな。日経平均だって、今は下がってますけど一時期7万円を超えてたわけで、ついこの間3万円だった。私たちの所得が倍になってれば〝景気がいいね〟って話になるが、実際には給料は上がってないし、上がっててもそれ以上に物価が上がっていて、納得感がない」と指摘した。

 日銀は9月、さらなる利上げに踏み切ると有力視されている。これについては「先月の段階でニュースサイトに『9月に日銀、利上げか』みたいな速報が僕のスマホに来てる時点で、かなり入念な〝お漏らし〟をしてる」と分析。ベッセント米財務長官による発言も利上げへの後押しをしていると説明した。

 最後に「利上げしても為替とかには、そんなにインパクトがないと思ってて」と語った。