甘くはなかった。フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)木下グループ杯2日目(5日、東京・田中貴金属アイスアリーナ)、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の中田璃士(MFアカデミー)は146・67点、合計243・15点で5位だった。

 シニア国際大会デビュー戦を最高の形で締めくくることはできなかった。冒頭の4回転サルコー、4回転―3回転の連続トーループは着氷させたが、3本目のトーループが抜けて2回転となった。「3番目のパンクは自分でも想定していなかった」。早急な立て直しを図るも、裏目に出てしまった。

 今季から同種類のジャンプは回転数に関係なく3本までというルールが策定された。リカバリーで4回転トーループを成功させたものの、4本目のトーループだったため得点は無効。ジャンプ1本の得点を失い、表彰台を逃す形となった。「その時はあまり(4本目のトーループを)やってはいけないとわからなかった。しっかりとルールを頭の中に入れて、次の試合でリベンジできたら」と顔をしかめた。

 今大会はロシア勢が個人の中立選手(AIN)と参戦。強豪との対戦は大きな刺激となった。「ロシアの選手と戦えたことは光栄に思っている。貴重な試合でも勝ちたい気持ちがあったので、今回負けてすごい悔しい。自分が頑張って世界選手権でしっかり戦えるようにしてリベンジをしたい」。苦い経験を今後につなげることはできるか。