暴走王・小川直也(45)が柔道の全国高校選手権で2冠を達成した長男の小川雄勢(17=東京・修徳高2年)に無期限のウエートトレーニング禁止令を通達した。「まだまだ成長期。ウエートはやらせない。いつになったら? 未定。高校時代はやらせない」

 これは長男の身長を限界まで伸ばすためだ。現在189センチ、135キロとすでに立派な体格だが、小川は「2メートルは欲しい」と話す。強豪校の中には畳の上での練習とは別に、ウエートトレを義務づけるところもあるが、小川によれば筋肉がついて身長が止まる恐れがあるという。

 雄勢は腕立て伏せなどの軽い筋トレにとどめており、そのリスクを可能な限り排除する。高校2年時の身長では息子が父を上回っており、193センチの父は大学2年まで伸びたというから大台到達も決して夢ではない。

 身長にこだわるのは海外勢を意識してのこと。最大目標の2020年東京五輪で金メダル獲得に向け外国人の壁は避けて通れない。「小川先輩は『2メートルにならないとリネールは倒せない』とよく言ってますよ」(明大柔道部関係者)。ロンドン五輪100キロ超級金メダルのテディ・リネール(24=フランス)は世界最強の座に君臨しているが、身長2メートルは打倒リネールの指標というわけ。

 暴走王も「世界のトップは2メートル。だからそれに勝つには2メートルしかない。コトは単純!」。あと11センチ。どでかい野望に向かって伸び続けるか。