メッツの新人がドラフト指名前にプロデビューを果たすという摩訶不思議な〝記録〟を打ち立てた。

 これは7月のMLBドラフトでメッツから3巡目指名されたエイデン・ロビンス外野手(21)で、1日(日本時間2日)に開催されたメッツ傘下ハイAのブルックリン・サイクロンズの試合に出場。三振を喫した。この試合は7月5日(同6日)に中断となったサスペンデッド・ゲームの続きで、記録では試合開始日である7月5日のゲームとしてひも付けされる。つまり、ロビンスはメッツに指名される6日前にプロデビューを果たしたことになる。

 これを報じたメッツ専門メディア「グランド・セントラル・メッツ」は「サスペンデッド・ゲームという仕組みが、ロビンスにその機会をもたらした。サスペンデッド・ゲームの面白い点の一つは選手のデビュー日が奇妙な日付になることがよくある」と解説した。

 メッツの主砲、フアン・ソト外野手(27)も同様のケースで記録が繰り上げられている。ソトはナショナルズ時代の2018年5月20日(同21)のパドレス戦でMLBデビュー。第1打席でプロ初本塁打を放った。さらに6月18日(同19日)のヤンキース戦でも本塁打を放ったが、この試合はサスペンデッドになった5月15日(同16日)の続きだったため、記録上の初本塁打はデビュー前の5月15日となっている。

 サスペンデッド・ゲームは中断された時点から再開されるが、その間にロースターは変更される。試合が最初に始まった時点ではまだプロ野球選手でさえなかったロビンスが再開時には出場資格を持っていた、という不思議な現象が起こった。