F1レーシングブルズからオランダ・グランプリ(GP、決勝23日)で緊急出場した角田裕毅(26)の去就を巡り、来季のF1復帰は〝絶望〟と英メディアが報道した。
角田はレッドブルのアイザック・ハジャールが手首の負傷で欠場となった影響で、姉妹チームのレーシングブルズから電撃出走。入賞にはあと一歩及ばず11位に終わったが、F1公式が最優秀ドライバーを選出する「ドライバー・オブ・ザ・デー(DOD)」で、入賞圏外としては異例の5位躍進を果たすなど人気、実力ともに証明した。
ただ、最後のアピールむなしくF1復帰は厳しい実情が明らかになった。英メディア「GPブログ」は「角田にF1の選択肢なし」と来季のF1復帰は絶望的と断言した。
「角田に残された選択肢は多くない。彼はリザーブドライバーとしてレッドブル・ファミリーの一員であり続けている。しかし、そこでの道は彼にとって閉ざされているようだ。ハジャールはレッドブルに残留する予定であり、アービッド・リンドブラッドやリアム・ローソンもまた、裕毅に席を譲ることはないだろう。レッドブルのもう一人の有望株であるニコラ・ツォロフが、すでにF1デビューの機会を待ち構えている」と残留はないと指摘。その上でF1他チームへの移籍に関して「角田は長年にわたりアストンマーティンとの関連もウワサされてきたが、その主な理由は同チームとホンダとのつながりによるものだ。ランス・ストロールと、残留の可能性が極めて高いフェルナンド・アロンソがいるため、2027年にこの日本人ドライバーのためのシートはない。他のほとんどのシートはすでに埋まっているため、ハースが検討すべき唯一のチームのように見える」とわずかな可能性があったのはハースと指摘する。
しかし「ハースでは、エステバン・オコンの後任を探していることは明らかだが、角田は有力な候補とは見なされていないようだ。チームはラファエル・カマラ、レオナルド・フォルナローリ、平川亮とのテスト走行を実施した。平川はトヨタの支援を受けており、ラップタイムにおいても若手ドライバーやオリバー・ベアマンと互角の戦いを見せたとの報道もある」と日本人ドライバーが起用される可能性は、角田よりもむしろ平川のほうが高いと最新状況を伝えた。
その上で「角田は再びレギュラーシートを逃すことになりそうだ。そして、2年連続でベンチを温めるという選択肢は、彼にとっておそらくあり得ないだろう。したがって、27年シーズンに向けて、角田がインディカー、WEC、あるいはフォーミュラEでのシートを探すことになる可能性は非常に高い」と分析した。WECやフォーミュラEは日本も開催地になっており、転向ならば凱旋がありそうだが…。角田の去就がいよいよ大詰めだ。












