バレーボール女子のアジア選手権(29日、中国・天津)で世界ランキング6位の日本を下した同17位のタイは、劇的勝利を大々的に報じている。

 今大会は優勝すれば2028年ロサンゼルス五輪の代表に決まる一戦。この日の準決勝は序盤からタイのペースで進み、第1、2セットを連取する。日本は第3セットを25―20で奪ったが、第4セットはタイの勢いに屈した。タイが3―1で勝利を収め、日本は3位決定戦に回った。

 タイメディア「デイリーニュース」は「日本に対する勝利は10年間抱えてきた心の重荷からの解放を意味する」との見出しで伝えた。16年リオデジャネイロ五輪の世界最終予選兼アジア予選で両チームは対戦。2―2の第5セットは12―8とタイがリードする展開だったが、タイのタイムアウトが認められずに流れが一変した。最終的に日本が勝利を収め、タイは涙を飲んだ。

 同メディアは「中国のことわざにあるように『復讐に遅すぎることはない』。タイの女子チームは最終的に日本への雪辱を果たした」と指摘。その上で「タイの女子チームを10年間悩ませてきた長年の懸案事項を克服することにも成功した」とつづった。

 決勝でタイは同7位の中国と対戦する。同メディアは「ラスボスである中国を破れば、2028年の五輪の出場権を獲得することになる」と期待値大。連覇で夢舞台への扉を開けるか。