陸上の北海道マラソン(30日、札幌市大通公園発着)で、日本歴代3位の記録(2時間19分24)を持つ新谷仁美(積水化学)が〝復活〟を印象づけた。

 約2年半ぶりのマラソンとなった38歳のベテランは、序盤から初マラソンの不破聖衣来(三井住友海上)らと先頭集団を形成。スタート前の気温が20度を下回るなど、好コンディションで始まったレースは想定よりも速いペースで進む。新谷は30キロ過ぎで前に出ると、不破らを引き離してトップでフィニッシュ。大会新記録の2時間24分14秒で駆け抜け、ロサンゼルス五輪の代表権を懸けたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の切符を獲得した。

 横田真人コーチのもとで鍛錬を重ねてきた実力者は「長い間お待たせしてしまった。2年ぐらい走れなかったことが続いてしまったが、変わらずに支援してくれた方に感謝したい」と頭を下げた上で「私のやりたいことに付き合ってくれたみなさんに何か形にしたい思いで持ち続けてやってきた」と感慨深げに語った。

 新谷の走りには多くのファンが反応。X(旧ツイッター)では「これからもみんなの常識をブチ破る走りを見せてほしい」「ここまで見事な走りは久しぶりに見たが、38歳でこの結果はすごい」「とにかく圧巻だった」「38才でもここまで走れる、新谷仁美という選手の走りはいつも感動する」などの声が上がっている。