10月を先取りするような熱戦を制し、指揮官の言葉にも一気に熱がこもった。ブレーブスは25日(日本時間26日)、本拠地トゥルーイスト・パークでドジャースとの3連戦初戦に4―3で勝利。2連勝で今季77勝55敗とし、昨季の76勝を132試合目で早くも上回った。ナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)の前哨戦とも評された注目カードで先手を取り、東地区首位を走るチームが再び勢いを増している。

 試合は初回、ハリスの適時打とアルビーズの犠飛で3点を先取。その後3―3に追いつかれたものの、8回にアルビーズが決勝適時打を放った。9回はイグレシアスが先頭の大谷に三塁打を浴びながら無失点でしのぎ、28セーブ目を挙げた。これで今季のドジャース戦は4試合で3勝。ポストシーズンで顔を合わせても不思議ではない相手に、またしても競り勝った。

 そうした中、米メディア「ヘビー」は同日、この勝利後にウォルト・ワイス監督(62)が発した熱い言葉を紹介した。厳しい遠征を経て2連勝としたチームについて「あのチームの雰囲気を疑ったことは一度もない。本当に一度もない」と断言。「選手たちは勝つためにプレーする。チームのためにプレーする。本当に良いチームなんだ」と力を込めた。

 さらに指揮官は「私たちのシーズンは他に類を見ない。他のスポーツで、7か月間ほぼ毎日試合をするなんてことはない。だからこそ正しい資質を持った選手が必要」とも強調し、「私たちはそういう選手たちを擁している」と胸を張った。単なる景気のいい強がりではない。どたん場の9回、大谷に長打を浴びて無死三塁という絶体絶命のピンチをしのいだ粘りこそ、その言葉を裏付けた。

 周囲の熱気も尋常ではない。MLBネットワークのジョン・モロシ記者は、Xへの投稿で「8月の試合とは思えないほど、まるで10月のような雰囲気だった」と評した。SNSでも77勝目が昨季の勝利数を超えたことを祝う声が上がった。

 まだ8月。それでも、真剣勝負の空気はすでに10月さながらだ。ドジャースを相手に示した勝負強さと、指揮官が迷いなく言い切ったチームへの信頼。ブレーブスは〝前哨戦〟の初戦で、秋に待つ本番への不気味な予告状を突きつけた。