昨年11月に競技の第一線から退いたフィギュアスケート女子の元世界選手権覇者エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)がストーカー被害を明かした。

 ロシアメディア「sports.ru」によると、トゥクタミシェワは自身のユーチューブチャンネルでストーカー被害の詳細を告白。ストーカーをする男性は、執拗にトゥクタミシェワに近づいているという。「彼は私の車のナンバープレートを調べて、デートの約束を取り付けようと毎日私の車のそばで待ち始めた。彼は私にコーヒーを勧めてきたが、私は『それは無理』と断った。サインをして車に乗り込み、走り去った」と振り返った。

 トゥクタミシェワの不安は日を増すごとに大きくなり、警備員とともに自宅へ帰ることもあった。ただ、ストーカーをする男性はトゥクタミシェワの自宅を特定。「家に帰ると、アパートのドアノブにバラの花が飾ってあるのを見つけた。この狂った男が私の住所を知ったのだと気づいた。彼は私の家の周りをうろつき、私が帰ってくるのを待っているのかもしれない。本当に恐ろしいことだ」と肩を落とした。

 トゥクタミシェワはストーカーをする男性に対し「もういいです、結構だ。つまり、あなたには興味がないということだ」と伝えるも、効果はなかった。「普通の人なら無理やり付きまとったりはしない。外に出ると、まず彼がそこにいるかどうか周りを見回す。最悪なのは周りを見回して彼が自分の車のそばに立っているのを見つけた時だ。それでも仕事に行かなければならないのだから」と不満を口にした。

 警察は「この人が具体的な脅威を与えていないのであれば、何もできないだろう」との見解を示していると説明。ストーカー被害がエスカレートしないことを願うばかりだ。