佐々木麟太郎内野手(21)がドラフト8巡目で入団したマーリンズが27日(日本時間28日)、連敗を12で止めた。

 球宴後、1勝もできなかったマーリンズがようやく長いトンネルを抜けた。本拠地フィリーズ戦は2点ビハインドで9回を迎えた。だが驚異の粘りで無死満塁の好機をつくるとエルナンデスが同点の2点適時打。さらに一死満塁でコーナインがサヨナラ適時打を放った。米スポーツ専門局「ESPN」は「クレイトン・マッカロー監督は安どのため息をついた。マーリンズはついに後半戦初勝利を挙げた」と報じた。すでに連敗は球団ワースト記録となっていた。

 続いて「これはマーリンズにとって7月9日に本拠地でシアトルに勝利して以来の勝利だった」と白星が遠かったとしたうえで指揮官の言葉を伝えた。「ここ数週間、チーム全員が懸命に努力し、いろいろなことにいら立ちを感じていたのは事実だが、勝利を手にできたのは本当に素晴らしい気分だ。そして、今回の勝利の仕方を見れば、このチームのタフさと競争心には誰も疑問を抱かないだろう」とマッカロー監督は胸を張った。

 この日の試合前、指揮官は「まるでオデュッセウスになった気分だ。10年間も故郷を離れているようなものだ。いつかは故郷に帰るだろう。どんな野球の神様を怒らせたのかは分からないが、これが今の状況だ。だから今日はチャンスなんだ」と、休日に見たというクリストファー・ノーラン監督の最新映画「オデュッセイア」から影響を受けた様子だった。

 大型連敗によりマーリンズは53勝54敗とナ・リーグ東地区4位に転落。勝利をきっかけにここから再び巻き返しを目指す。