巨人は30日のヤクルト戦(弘前)に3―4で手痛い逆転負けを喫し、連勝が「2」で止まるとともに一夜にして首位から3位に転落した。
誤算となったのは勝利の方程式だった。守護神のマルティネスが登板した同点の9回に守備の乱れで決勝点を献上したが、8回に2番手でマウンドに上がった大勢投手(27)も2点のリードを守り切れなかった。自らの暴投と味方の野選で同点に追いつかれ、試合の流れは一気に相手に傾いた。
1試合4失策の結果に、橋上監督代行は「失策の多いところが、チーム全体の歯車が最終的にはハマらなかったっていう感じの結末になっちゃいましたね」と嘆いた。
中でも気がかりなのは、セットアッパーとして8回を任されてきた大勢だ。21日の中日戦(東京ドーム)は4失点(自責0)、28日のDeNA戦(横浜)も1失点、そしてこの日の2失点で3登板連続で失点を重ねている。
橋上監督代行は「投手コーチならびにスコアラーも含めて、もう1回、大勢投手に対してもいろいろなものを検証しながら…。ちょっと不運な当たりも多かったですから、まだそこまで極端な話までは考えてはいない」と再調整や配置転換には言葉を濁した。
ただ、大勢の状態と今後の故障リスクを不安視する声はかねて上がっている。球団OBの一人は「大勢はサイドハンドで投げるタイプ。それで155キロを投げ続けてたら腰に負担もくるよ」と指摘。さらに「今まではこのフォームがうまくハマっていたのかもしれないけど、試合数を重ねていくと疲労度もグッと上がる。体をよりいっそう強化していかないと、投球技術がついていかなくなる」と警告する。
とはいえ、現在はシーズンの真っただ中。オフならまだしも、投球フォームを大幅に変更する時間はなく、かえってパフォーマンスを落とす危険性もはらむ。かといって現状のまま進めば故障につながる可能性もあるというが…。
今季の大勢は4月末にコンディション不良で約1週間登板を回避し、その後もベンチメンバーから外れることもあった。どう立て直していくのか、一つの正念場といえそうだ。












