日本代表は北中米W杯決勝トーナメント1回戦ブラジル戦(29日=日本時間30日、米国・ヒューストン)で1―2と逆転負けを喫し、ベスト16入りを逃した。フル出場したDF冨安健洋(27=アヤックス)は、1次リーグで3試合連続得点のFWヴィニシウス(レアル・マドリード)を徹底マークして得点を許さなかった。

 試合後の取材エリアでは「W杯を勝つ戦い方として、今までの親善試合をやってきて。強豪国(を相手)に結果を出してきて大会に臨んだけど…まだまだ力の差はあるんだろうなという感じです」と涙を流した。それでも後半9分にはMFカゼミロ(マンチェスター・ユナイテッド)の強れつなシュートを顔面で防ぐなど〝守備の要〟として奮闘した。

 この日は大勢のブラジルサポーターが押し寄せて〝大アウェー〟となる中、観客席の日本サポーターも懸命に選手たちへ声援を送った。「本当にホームのような雰囲気をつくっていただいた。その応援は確実に僕たちのもとに届いていた。もちろん期待もしてくれていたでしょうし、一緒に戦ってくれていたと思う。結果で返したかったところで、こういうあっけない形になってしまって、申し訳ない気持ちが一番大きいです」と声を絞り出した。