ソフトバンクの上沢直之投手(32)が首位攻防戦に向けて気合を入れた。チームは30日から首位・西武との3連戦。そのカード初戦を託された右腕は29日、都内の練習場でキャッチボールなどを行い汗を流した。勝てば4月21日以来となる首位奪取。大事なカード初戦をもぎ取りに行く。

「なるべく早くいい順位になっておくことに損はないし。大事なカードになるのでまずは頭を取れるように頑張りたい」。調整を終えた右腕の言葉には力がこもった。キャッチボールでは投球フォームを入念にチェック。フォークの軌道などを確かめた。

 前回登板のオリックス戦(23日、みずほペイペイ)では5回3失点で敗戦投手に。右ヒジのコンディション不良で戦列を離れてから約1か月ぶりの実戦復帰だったが、最速149キロで2奪三振と本来のパフォーマンスは発揮できなかった。それでも「投げるたびにヒジは少しずつ状態が良くなってきている、そこの不安がなくなれば。おのずと腕は振れてきている感じはあるので、前回よりもしっかりしたパフォーマンスが出せるかな」と状態アップをアピール。「長いイニングを投げられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 カード初戦は今季初の「鷹祭」となる。「東京ドームの(主催)試合は(年に)1試合しかないので。東京に見に来てくれるファンの方のためにもいい試合にできたら」と右腕もその重要性を理解している。チーム白星をもたらし、夏場のブーストに弾みをつける。